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大阪ロータリークラブは、70年の私の生涯中で、メンバーに加わったクラブの中で最善のクラブです。よく、いろんな人にロータリーは毎週出席があるから大変でしょうといわれていました。確かに、出席の義務があって、無理しても行かなければならない嫌な時も偶にはありましたが、時間の余裕のある時の出席は楽しいものがあります。何処からこの大阪ロータリークラブの楽しみがくるか考えてみると、週一回会ったときは談笑する友達、助言を求めれば、千年の知己のように相談にのってくれるお仲間、離れれば他人という関係からくるのではないでしょうか。昔の人が、君子の交わりは淡きこと水の如し、という「水魚の交わり」とはこのことかと思います。 |
今年は大阪ロータリークラブが1922年に発足して以来、85年になります。創立の翌年に関東大震災がありました。政府は元東京市長の後藤新平を復興院の総裁に起用し、彼はその期待に見事に応えました。ボーイスカウトの後援者としても知られていますが、こんな言葉を残しています。
「人の世話になるような人間になるな。人の世話をする人間になれ。世話したからと言って、いくらかかったといってお礼を取るようなことをするな。」これぞ、正しくロータリーの精神に合致するような気がします。ロータリー運動が根付く風土は、大正期の日本に存在していたといえます。
会長就任の前に、地区内会長エレクトを集めてのセミナーがありました。70才の小生は、幸い最年長者にはなりませんでしたが、26年間最長のロータリー在籍者でした。それにしては、ロータリー運動については全く無知に近いことを恥じ入りました。
本年度のウィルキンソンRI会長のモットーは、「ROTARY SHARES」(ロータリーは分かちあいの心)とあって、人道的な問題解決に会員の時間や才能、知識、資金を分かち合おうと提案しておられます。
英文の「SHARE」を「分ちあいの心」と翻訳するから、全身全霊でもってしなければロータリアンでないような気がしますが、例えば、千円をポケットから例会出口の箱に差し出してくださることによって、大阪RCだけで、30万円近くになります。もし10万人の日本人ロータリアン全員となると、1億万円になります。これは人を救うのに十分に意義のある金額となります。
こんな「SHARE(シェアー)」の仕方もあると、ごく単純に考えてもいいのではないでしょうか。個人個人の僅かな分かちあいの心が、力となるところがロータリーの強みです。シェアーという言葉は、中々含蓄があって、何パーセントかを分かちあえばよいので、100%全部責任を背負いこまなくともいいととることもできます。
初めに申したように、大阪ロータリークラブは楽しいクラブであり続けてきました。なんとしても、この上品で、よいうす味の、人と人の心はつながっていながら、粘着したお付き合いを強請しない、それでいて、助けを必要とする人には、手を差しのべることをいとわない、このよき伝統を守りたいと自覚しています。私達のロータリークラブにおける全ての行動の試金石は、それが本当に人の役に立っているかどうか、です。それに、大阪クラブの伝統には楽しいかどうかが加わります。どうかみなさまのご協力をよろしくお願い申し上げます。
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